【北海道一周】　

　　北海道一周…、ぜひ行ってみたい…。
　　時間とお金と体力に余裕があれば、
　　誰もが行ってみたいと思うのではなかろうか。
　　自分の車で海岸線沿いをグル～っと回ってみたいな～、
　　ってずっと思っていた。
　　定年退職後かな～…
　　いや、定年退職後なんて考えてはダメだ！
　　今この瞬間が一番若いのだ、
　　思い立ったら行くべし！
　　そうしてワタクシは実行に移したのであった…。
　　2014年の6月、我が旅日記の大作！
　　見てね！

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• 北海道の旅　　－ 旅の記録 2014 －
　　　

旅人	ワタクシ＆その妻
旅行期間	2014年　6月13日～28日
北海道滞在日数	13日5時間30分
車	ホンダ　オデッセイ　2300cc
走行距離	4,220km（北海道内）
参考図書	・TOURING MAPPLE R 北海道2013 ・北海道キャンピングガイド2013 ・宿泊北海道2013 ・まっぷる北海道 '14


　【北海道の旅　マップ】 　➡　こちら

　【今回の北海道の旅のスタイル】
・自家用車で海岸線沿いを一周する（時計回り）
・あらかじめ宿泊地は決めず、キャンプ場でのテント泊を基本とする
・あらかじめ行きたい観光地を決めない（地図を見て気分で決める）
　→　一言でいうと『金だけ持ってゆく放浪旅スタイル』かな…



6月13日（金）

　①フェリー（商船三井フェリー）

　大洗→苫小牧行き　深夜便
　深夜1:30発→19:45着　船内18時間15分
　写真は船内の寝室「カジュアルルーム」
　寝るためのベッドがあるだけ
　１室４人だが、この日は我々２人のみであった
　写真のテーブル・イスのコーナーで旅の出発を祝して、
　大洗のエコスで買ってきたビール＆つまみで乾杯した
　程よく酔いが回ってきたところで就寝
　まだ出港前であった




6月14日（土）

　①フェリー内で過ごす

　フェリーの揺れ幅がけっこう大きく、
　立っていると気持ち悪くなる
　ベッドで寝転がっているとそれがかなり軽減される
　深夜便にはレストランが無いため、
　大洗のエコスで買った弁当で昼食・夕食
　フェリーには風呂があり、
　お湯がゆったりと大きく揺れていて
　「船揺れ」の揺れ幅が大きいことが再認識できた
　19:45苫小牧港に着岸

　②『民宿はちのへ』

　民宿「はちのへ」（青森県じゃないけど、はちのへ）に向かい、
　次の日からの北海道の旅を想像しながら就寝


 

6月15日（日）

　①登別（地獄谷、倶多楽湖）

　登別の地獄谷
　岩盤から湯気が噴出している様子が、まさに地獄のようだ
　遊歩道散策を少々
　地獄をイメージして赤鬼・青鬼の大きな人形あり
　それはこの周辺にいくつか見受けられた
　その人形はけっこうリアル


　この後、すぐ近くの倶多楽湖に行った
　駐車場があるだけで観光スポットと
　いう感じではない　地図で見ると、
　気持ち良いほど真ん丸
　こんなに丸いのは珍しいほどである


　②チキウ岬（室蘭）

　地球岬、ではなく、チキウ岬が正しい
　室蘭八景のひとつ
　あいにく天気は曇りであった
　晴れていれば、
　青い海と白い灯台のコントラストが美しいに違いない


　③昭和新山

　1943年（昭和18年）12月から1945年（昭和20年）9月までの2年間に
　17回の活発な火山活動を見せた溶岩ドーム
　当時は第二次世界大戦中であり、
　世間の動揺を抑えるために噴火の事実は伏せられ、
　公的な観測すら行うことができなかった
　地元の郵便局長三松正夫は、
　その成長の詳細な観察記録を作製
　これは後年、ミマツダイヤグラムと名付けられ、
　貴重な資料となった（wikipediaより引用）


　④洞爺湖

　雲が多いがその隙間から陽が差し込み湖面に反射して幻想的な感じに撮影できた
　ここに当初テントを張ったが、水は命の源なのか、
　毛虫が多かったので
　川を挟んだ隣のサイトへ移動した
　テントは山岳用テントで軽量なため、
　テントをヒョイっと担ぎ上げすぐに引越し！
　そこでテント泊




6月16日（月）

　①長万部町

　長万部、おしゃまんべ、と読む
　町から離れて内地へ向かい、二股ラジウム温泉に行った
　このラジウム温泉、世界に２つあるうちの１つとのこと
　温泉成分が堆積してなのか、湯船が鍾乳洞のような感じであった
　温泉入浴後、長万部駅前の「かなや食堂」でカニ飯を食べた
　とても美味！絶品！
　ふだんカニはあまり好んで食べないのだが、
　これはペロリと食べちまった！
　長万部をあとにして、大沼へ向かう
　流山温泉わきのキャンプ場でテント泊　　
　途中、大雨が降ってかなり心配
　テントに雨が侵入してくるかも・・・　
　でもさすがアウトドアメーカー「モンベル」のテント、
　雨の浸入は心配無用であった！
　その後、雨は短時間で止んだ




6月17日（火）

　①白神岬（北海道の最南端）

　北海道の最南端の岬が白神岬
　北海道上陸後、曇りの天気が多かったため、
　この岬で晴れたことは、とてもうれしかった
　岬は景色を楽しむ所だから晴れてもらわねば困る
　ここに着く前に、青函トンネル記念館に寄り、
　未曽有の海難事故により海底トンネル建設の機運が
　高まったことを知った
　もっと天気が良ければ青森県の陸地が見えるとのことだが、
　この日は見えなかった
　以前に行ったことがある青森県の大間や竜飛崎を
　思い浮かべながらこの岬に立った
　その後の追分ソーランラインは
　晴れやかな快適ドライブを楽しめた


　②江差（かもめ島の開陽丸）

　江差のかもめ島に寄り道してみた
　開陽丸という船が置いてあった
　幕末期に江戸幕府が所有していたオランダ製軍艦とのことで、
　復元されたものであるらしい
　ここ江差で民宿に泊まるか、
　もう少し先に行ってキャンプ泊にするか、
　だいぶ迷ったが、先に進むことにした
　この先の八雲町の熊石青少年旅行村でテント泊
　我々の他にはお客がいなかった
　キャンプ場の独り占めもよいものだが、
　それはそれで心細いものであった、
　というか逆に怖かった！




6月18日（水）

　①弁慶岬

　熊石青少年旅行村キャンプ場をあとにして、
　瀬棚は海岸線沿いの道が開通していないため内陸の路を走った
　天気は晴れで、木々に太陽の光が降り注ぎ、その緑がまぶしい
　再び海岸線沿いの道に戻りしばらく行くと弁慶岬に着いた
　弁慶の像が立っていた
　やはり岬には晴れがよく似合う
　晴れると海が青くなり、灯台の白色とのコントラストがとてもよい


　②神威岬

　積丹（しゃこたん）半島の存在を知ってはいたが、
　そこにある岬は積丹岬であり、
　それが有名だとばかり、勝手に思っていたが、
　実は違った
　ここ「神威岬」のほうが観光地化されており、
　事実景勝というにふさわしい
　海の青さは積丹ブルー
　と言われるもので、
　このときの天気は晴れであったが、
　快晴であったらもっと青いだろうなぁ～


　③積丹岬

　こちらが、
　有名だと勝手に思っていたほうの岬「積丹岬」
　天気が曇ってしまったが、
　晴れていれば積丹ブルーの海で
　景色のよいところと言えるだろう
　訪問客は少なめである
　浜に行くには約10分かけて下に降りてゆく必要がある
　帰りは降りたら上るですよ（ツライ）


　④ニッカウイスキー（余市）

　ウイスキー製造工程を無料で見学できる
　２時間のガイド付きでも無料というのが、
　親切・丁寧・ゴージャス！
　5時頃には民宿に行く予定であったので、
　ガイド無しで見学することにした
　特に感銘を受けたのが
　ウイスキーを貯蔵しておく「樽」職人の職人技
　についてであった

　この後、フゴッペ洞窟を見学した
　洞窟だから、
　地下を数十メートル探検するのかと思ったら、
　大きめの「ほら穴」で、
　ちょっとガックリ、期待外れであった
　到着予定時刻を少し過ぎて、
　5時半頃に民宿「とよはま」に到着、ここで１泊
　久しぶりの宿でゆっくり睡眠がとれた～




6月19日（木）

　①黄金岬（留萌）

　かつてニシンの見張り台でもあった岬は、
　夕陽に映し出されたニシンの群がきらきらと
　黄金色に輝きながら岸をめがけて押し寄せたことから
　「黄金岬」と呼ばれるようになった、とのこと
　しかし、この日の天気は曇りで残念
　ここで、自転車で北海道一周している人がいて、
　他のバイクライダーと話しをしていた
　自転車で一周している人はこれ以降もよく見かけた
　それらはすべて男子である
　北海道一周は男子を引き寄せる
　何か大きな魅力があるのに違いない


　②旧花田家番屋（小平）

　日本最北端の国指定重要文化財
　平成13年には北海道遺産にも認定
　道内で現存する番屋では最大の規模を有し、
　当時雇い人が200人を超えた大鰊漁家
　「道の駅」を併設し、年間を通じて公開されている
　「道の駅」は隣にあるが、
　この建物と同じような外見であり、
　ぱっと見は全然「道の駅」っぽくないので、
　立ち寄るつもりが通り過ぎてしまい、
　少し先にあった駐車場で停車したのである
　全然「道の駅」っぽくない「道の駅」である


　③みさき台公園（初山別）

　番屋をあとにして日本海オロロンラインを北上
　苫前・羽幌あたりで太陽の光が差し込んできて
　一気に天気が晴れになった
　その後の海岸線沿いの道は緩やかに高低差がある道を続いて、
　それに伴って左手に青い海が見え隠れして、気持ち良い
　この日は車での移動が多い日だったが、
　天気が良いと、それも苦ではなくなる

　この晴天のまま、
　本日のキャンプ地である初山別の「みさき台公園」
　に到着
　絶景である!!最高!!
　しばし景色を楽しむ
　パノラマ撮影にすればよかったが、
　すっかり忘れてしまって、今となっては残念
　ここにテントを張る
　７～８月以外は無料
　この絶景・快適のシチュエーションが無料だなんて、
　本州ではありえない
　今夜はここでテント泊




6月20日（金）

　①サロベツ原野わき道道106号線

　サロベツ原野のわきを通る道道106号線は、
　約50kmに渡ってほぼ直線で、
　信号機が無く、
　ガードレールが無く、
　民家も無く、
　交通量も少なく、
　天気が良ければ利尻山（利尻富士）が見える、
　という道路で、特にライダー憧れの道路ということのようだ
　この日の朝は残念ながら曇っていた
　快晴の下で快適ドライビングを楽しみにしていただけに、
　ショックが大きかった
　写真は106号線になって
　間もなく見えてきたオトンルイ風力発電所
　28基が直線に並んでいる様子は圧巻
　写真にはとても納まらない・・・・
　曇りの天気を悔やみつつ稚内へ向かった


　②ノシャップ岬（稚内）

　日本最北端の宗谷岬の有名さに影が薄くなっているノシャップ岬
　そのためか、観光客が少なかった
　天気も少し曇りであった
　（この後行った、稚内市街地は晴れであった）
　地図には「野寒布岬」と書かれているが、
　写真ではカタカナで「ノシャップ」、
　パソコンの入力変換でも「ノシャップ」しか出てこない
　どちらが正しいのか分からない
　また、根室の最西端岬が「納沙布岬」であり、
　読み方は「のさっぷ」、とても紛らわしい


　③宗谷岬（日本最北端）

　ついにやって来た！！
　日本最北端の地、宗谷岬！
　天気は残念ながら曇り、風もあり寒い
　しかし、日本最北の地には寒々しい雲がよく似合う
　写真のモニュメントはやはり写真撮影スポットであり、
　順番待ちが多く、
　観光バスも途中下車して集合写真の場所にもなっている
　ノシャップ岬との格の違いを見せつけられた
　自分もこのモニュメントの前に立てたことがうれしい


　④サロベツ原野わき道道106号線（2回目）

　朝に通った106号線
　宗谷丘陵からこちらの方面を見ると、
　どうやら晴れている様子、ということで、
　先に進むべきかもう一度走るべきかで相当悩んだうえ、
　後悔したくないとい気持ちが勝り、この
　道をもう一度走ることにした
　雲は厚いが晴れ間も見えて、気分は上々である
　戻ってよかった～!!!
　この直線風景がずっと続くのだよ


　⑤エサヌカ線（猿払村）

　宗谷岬を通過してオホーツク海側の猿払村にある直線道路で、
　エサヌカ原生花園のわきを通る
　とにかく「まっすぐ」な道で、道が地平線に消えてゆくのである
　ここもライダーあこがれの道路らしい
　通った感想は「まっすぐさ」に感激！
　まず、本州では見られないであろう
　北海道の道は言葉だけでは決して伝わらない、
　体感して初めて分かるのである
　それを求めてライダーたちが
　この北の大地へ上陸してくるのであろう（男のロマン？）


　⑥クッチャロ湖（浜頓別）

　1989年7月6日に、
　ラムサール条約に日本で3番目に登録された湖
　名称の由来は、アイヌ語のkut-char（沼の水が流れ出る口）で、
　屈斜路湖と同語源ということである
　どうりで名前が似ているわけだ
　湖畔がすぐにキャンプ場で１人あたり200円で格安！
　ここでテント泊




6月21日（土）

　①流氷科学センター（「道の駅」オホーツク紋別に併設）

　写真は、「道の駅」から撮影
　天気は気持ち良いほどの晴れで暑い
　流氷科学センターは軽い気持ちで立ち寄ってみたのだが、
　予想に反して面白かった
　流氷の成り立ち、流氷砕氷観光船ガリンコ号ができるまで、
　－20℃体験など盛りだくさんで１時間も時間を費やしてしまった
　流氷体感アストロビジョンが放映時間の関係で
　見れなかったのが残念


　②サロマ湖

あまりに大きい湖のため、パノラマ撮影（3回撮影 → 合成）
　パノラマ撮影すると画像がゆがんでしまうが、
　湖の大きさが分かってもらえると思う
　面積は約150km²で、北海道内で最も大きな湖で、
　琵琶湖669 km²、霞ヶ浦168 km²に次いで
　日本で3番目に大きく、汽水湖では日本最大である
　汽水湖とは、湖水に海水が混入している湖こと
　ラグーン(潟湖(かたこ))の大部分はこれに相当する
　サロマ湖は北側の陸地が切れていて、
　そこから海水が浸入する


　③能取岬

　ここはあまり有名でない岬かな・・・
　「のとろみさき」と読む
　訪問者も少ない
　岬に向かう道路わきには牛や馬が
　放牧されていてのどかな風景である
　岬は、晴れつつも霧が出ていた
　空は青々としているが、
　灯台は霧でかすんで見えるのはそれによるものであろう
　とても幻想的で、この世ではない、
　まるで「天国」のような感じがした


　④博物館「網走監獄」（網走）

　南下政策をとるロシアの脅威から、日本を守る
　という軍事上の理由から
　北海道の開拓は大至急行わなければならず、
　明治時代に網走市から北見峠までを結ぶために
　1891年に8ヶ月の突貫工事で160km以上に及ぶ
　中央道路が建設された
　作業には網走監獄の囚人があてられ
　多くの犠牲者を出した、ということである
　軍事的な事業に囚人が作業にあたっていたことを
　博物館の映像で知った
　映像最後「北海道は半ば囚人によって開かれた」という文字が
　とても印象的であった


　⑤斜里町（斜里セントラルホテル）

　当初予定では、
　もう40km先のウトロの国設知床野営場で
　キャンプ泊の予定であったが、
　各所での見学時間の都合により、
　その途中の斜里で宿泊することにした
　温泉付きのキャンプ場が無いため、
　民宿泊かホテル泊とした
　選んだのは知床斜里駅の目の前にある
　斜里セントラルホテル
　百名山の斜里岳がよく見えた
　本日は、とても天気のよい１日であった




6月22日（日）

　①名もない展望台ちかくの直線道路（斜里）

　斜里セントラルホテルから少し東に行った
　丘に名もない展望台があり、
　写真はそのすぐ脇の道路
　アップダウン＆直線のダイナミックな道!!
　北海道にはこのようなところが点在していて、
　コンパクトデジカメでもこんなによく撮れてしまう
　これは撮影側の機材・技術ではなく、
　素材がよい、の一言に尽きる

　こちらは名もない展望台
　ここからの見晴らしもとても素晴らしかった


　②オシンコシンの滝

　知床八景のひとつ
　名前の由来はアイヌ語で
　「川下にエゾマツが群生するところ」
　を意味する「オ・シュンク・ウシ」
　とのことである
　落差もあり、
　水量もあり、
　間近にまで近寄れるため、
　迫力がある
　細かい水しぶきが大量に発生していて、
　長い時間ここにいると
　ずぶ濡れになってしまうであろう
　他の客も、カメラ撮影したらすぐに撤収していた
　滝は国道わきにあるため、
　駐車場に車をとめてすぐに見に行けるのがありがたい


　③知床観光船（ウトロ港～知床岬　約４時間）

　知床岬は、当初、この旅では行く予定ではなかったが、
　北海道一周にはやはり必要だろう
　と思い直して観光船に乗船することにした
　乗船場所のウトロ港では天気は悪くなかったのだが、
　乗船して１時間ほどしてから雨に降られてしまった
　写真は知床岬と灯台
　灯台以外は人の手が加えられていないように見える
　レア岬をゲット！


　④羅臼岳（知床横断道路、知床峠）

　知床観光船を降りて、
　ウトロから知床半島の反対側の羅臼に向かうことにした
　知床横断道路を通り、
　知床峠の駐車場で停車し、羅臼岳を撮影
　多めの雲が羅臼岳の周辺に絡まっており
　雰囲気のある写真が撮れた
　2005年7月にこの山域を含む知床半島が
　知床 (世界遺産)に正式登録された




6月23日（月）

　①野付崎（トドワラ・ナラワラ）

　野付崎は、延長28kmにわたる砂嘴（さし）であり、
　規模としては日本最大!!
　小学生のころに地図でその独特な地形を見て以来、
　行ってみたい場所のひとつであった
　車では半島の先端までは行くことが出来ないため、
　トドマツの立枯れであるトドワラに近づくことが出来なかった
　（下の写真は半島途中のナラワラ）



　②納沙布岬（根室）


　離島を除けば日本本土最東端
　地名の由来は、アイヌ語の「ノッ・サム」（岬の傍ら）から
　右写真はオーロラタワーから撮影したもの
　タワーには望遠鏡が8台もありすべて無料 太っ腹！


　③東根室駅（日本最東端の駅）

　「日本最東端の駅」という文字を地図上で見てしまうと、
　ついつい訪れたくなってしまう
　駅舎無し、もちろん無人の駅
　住宅地の少し奥まったところにある
　駐車場は無く、
　空いているスペースに勝手に駐車する感じ
　平日はどれだけの人が乗り降りしているのだろうか


　④霧多布岬

　「きりたっぷみさき」と読む
　この日は天気が良く、
　霧多布岬も最高の気分　絶景なり!!
　空も青く、
　海も青く、
　緑はキラキラで、
　よい１枚が撮影できた
　（写真も大きめに掲載！）
　岬の手前に「きりたっぷ岬キャンプ場」があり、
　この日はそこにテントを張って夕方までの時間を
　「ただ景色を楽しむだけ」に費やしたい、
　と思うほどであった
　しかし、
　陽が沈む方角に雲が大きく横たわっていたので、
　夕方からは曇りになってしまうと判断して、
　先を急ぐことにした
　厚岸の町を通り越して釧路駅前に到着、
　駅前のスーパーホテルで宿泊
　安価で必要最小限のサービスを提供する
　話題のビジネスホテルである




6月24日（火）

　①摩周湖

　摩周湖といえば、「霧の摩周湖」
　しかし、この日は晴天なり
　駐車場係のおじさんも
　「今日は天気いいからよく見えるよ～」と太鼓判!
　昨日は霧がかかっていたから今日もまた見に来た、
　というリッチな旅行者もいた
　やはり「霧の摩周湖」より「晴れの摩周湖」だな


　②硫黄山

　硫黄山（アトサヌプリ）は、
　北海道弟子屈町にある第四紀火山で、
　標高は512m、活火山に指定されている
　硫黄の名のとおり、
　卵の腐ったような独特のにおいがする
　煙がモコモコ出ているところがあり、
　普通は囲いが設けてあり接近できないようにしてあるが、
　ここはそのようなものは無く、間近まで接近できる
　囲いは無い代わりに「ヤケド注意」の看板あり
　あくまで自己責任か！
　なかなかアバウト！


　③美幌峠（屈斜路湖を一望）

　屈斜路湖、
　あまりに大きいので湖畔に行っただけでは
　その全貌を見ることはできない
　しかし美幌峠に行くとそれが一望できる
　峠には「道の駅」があり、
　そこに車をとめて展望広場へと登ってゆく
　そこからの景色はまさに絶景
　パノラマ撮影で写真を撮ったが、
　写真におさまるものではない
　この感動は写真で伝えられるものではなく、
　やはり実際に現地に立ち、
　その素晴らしさを体感してもらいたい


　④阿寒湖

　当初、阿寒湖の観光船に乗る予定はなかった
　ここを訪れたときにちょうど観光船が船着き場に戻って来て、
　天気も素晴らしくよかったので、急に乗りたくなってしまった
　係員に聞いてみると「今すぐだったら乗れますよ」とのこと
　「乗ります、大人２名！」
　お昼を食べていなかったが、躊躇せず乗って大正解！
　予定外の行動も旅の醍醐味である　

　観光船で阿寒湖内にあるチュウルイ島の
　マリモ展示観察センターへ向かった
　マリモは、球状集合体を作ることで知られている
　淡水性の緑藻の一種で、
　特に阿寒湖に生育するマリモは、
　美しい球状体を作るため国の特別天然記念物に指定されている




6月25日（水）

　①フンベの滝

　地下水が岩盤から吹き出る珍しい滝
　パッと見た感じは普通の滝と変わらない
　川が落ちるのではなく、
　岩の間を通ってきた水がここで流れ出て落下する
　珍しいタイプ、ということだ
　地名のフンベとはアイヌ語で鯨の意味で、
　昔、この浜に鯨が打ち上げられたことにちなむ、
　とのことである
　冬になると滝全体が氷結し、
　夏とはまったく違う幻想的な景観になるという


　②襟裳岬

　襟裳岬は6月･7月は
　視界がゼロになるくらいの濃い霧が発生する、
　との事前情報を得ていた
　ここに着く少し手前の百人浜はびっくりするくらいの晴れで、
　襟裳岬の晴れを大いに期待していた
　しかし、その期待は見事裏切られて、
　写真のとおり100％濃霧
　ここまで濃霧だとスッパリあきらめがつくものである


　③支笏湖

　支笏湖は4万年ほど前に形成された
　支笏カルデラに水が溜まったカルデラ湖
　形成当初の形状は円形であったが、
　カルデラの縁に恵庭岳・風不死岳が噴出したことにより、
　現在のようなくびれた形となった、ということである
　写真右が風不死岳で、左のボタンみたいな山が「樽前山」
　ボタン山と勝手に命名！




6月26日（木）

　①十勝千年の森

　優れた庭園デザインを表彰する
　英国のガーデンデザイナーズ協会（SGD）賞選考で、
　ダン・ピアソン氏が設計する
　「アース・ガーデン（大地の庭）」
　「メドウ・ガーデン（野の花の庭）」が
　日本では初となる最高位の大賞「グランドアワード」に輝き、
　審査員から
　「最も美しい庭」
　「21世紀のガーデンデザインの最良の例」
　と絶賛された
　写真は「アース・ガーデン（大地の庭）」
　パノラマ撮影で、緑がキラキラで美しい！
　２時間セグウェイツアーというのがあり、
　これは時間的余裕がないために断念したが、
　10分1000円のセグウェイ体験があったので乗ってみた！
　これが面白い！


　②ファーム富田（富良野）

　富良野で有名なファーム富田
　ラベンダーの花も咲いていたが、
　見頃には少し早かった感じ
　たくさんの色の花が一面に広がっていて、
　花の絨毯、まさに圧巻！
　お客の数もものすごい！
　これよりもう少し後のラベンダー満開の頃は
　さらにお客の数が増えるのだろうか・・・


　③美瑛の丘

　美瑛の町全体が丘であり、
　丘のあちらこちらに印象的な木が点在する
　ひとつめの写真は「クリスマスツリーの木」
　ぽつんと１本だけ立っているのが、とても印象的

　ふたつめの写真は「哲学の木」
　少し斜めに傾いた姿が、
　考え事をしている哲学者をイメージさせることから
　この名前が付けられた、という
　この他に
　セブンスターの木、
　マイルドセブンの丘、
　ケンとメリーの木、
　親子の木
　などがある
　１時間かけて美瑛の丘を巡ったが、
　半日ぐらいかけてもっとゆっくり回ってみたかった
　丘の広さ、地形の起伏が生み出す風景の美しさは
　写真では伝えることはできない
　まさに「体感」すべき地である




6月27日（金）

　①旭山動物園（旭川）

　旭山動物園、平日なのに開園前からすでに長蛇の列!!
　動物の自然な生態が見られる行動展示を実施して、
　一躍有名になった
　「モグモグタイム」と題した食事時間は、
　特に人気で、
　その中でもホッキョクグマは超人気！
　ペンギンのモグモグタイムの途中で、
　ホッキョクグマ館に向かったが、
　みんな考えることは同じで、
　ホッキョクグマがエサである魚を捕るときに
　水槽に飛び込む姿がお目当てで、
　すでにかなりの人だかり！
　おそるべしホッキョクグマの人気！！




6月28日（土）

　①フェリー（商船三井フェリー）

　大洗港に着岸、
　下船後、フェリー「さんふらわあ」の全景撮影
　この旅最後の写真
　まるまる15日間の楽しい北海道の旅であった
　一般的には、
　サラリーマンがこれだけの長期休暇を取るには
　「勇気がいる」と思われがちだが、それは違う
　“絶対に北海道に行く”という「信念の強さ」により
　今回の旅は実現できたのである
　「勇気がいる」とは、
　周囲の社員から後ろめたい目で見られるかもしれない
　という感情を振り払うために
　自身の気持ちを高めることであって、
　「信念の強さ」とは全く性質の異なるものである
　そういう意味で、
　この旅は「信念の強さ」が
　何か行動を起こす上でいかに大切なものであるかを
　確認できた旅でもあった
　これからも周囲の意見に惑わされることなく
　（同調圧力に屈することなく、他の意見に迎合することなく）
　自分の信念に基づき行動し、生きてゆこうと思った




• 　旅（テント泊）で使用した主要アイテム
　　　

名称	かんたん解説
①ｽﾃﾗﾘｯｼﾞﾃﾝﾄ4型	モンベルの山岳用テント 軽量で設営も容易 風雨耐性「強」のスグレモノ
②ｸﾞﾗｳﾝﾄﾞｼｰﾄ	上記テント専用でテント底部の濡れを防止
③ﾐﾆﾀｰﾌﾟHX	旅の一週間前に購入 主にテントの「大」前室として設営 テント入口の夜露防止になり、大活躍！
④銀ﾏｯﾄ（ﾃﾝﾄ内）×2	テント室内に敷く必需品
⑤ﾘｯｼﾞﾚｽﾄﾏｯﾄ　×2	山屋からも絶賛のメンテナンスフリー＆抜群保温の最強マット
⑥ｷｬﾝﾌﾟ50　×2	布団に体が沈むフカフカ感が得られるモンベルの空気式マット
⑦ﾀﾞｳﾝﾊｶﾞｰ＃0	熱いくらいの保温力抜群のモンベルシュラフ
⑧ﾀﾞｳﾝﾊｶﾞｰ＃3	３シーズン用のモンベルシュラフ トータルバランスがよい
⑨ﾗﾝﾀﾝ（ほおずき）	ほんわかした明かりがよい電池式LEDランタン
⑩ｶｾｯﾄｺﾝﾛ（ｲﾜﾀﾆ）	使い易さ・静かさでガソリンバーナー 「SVEA123」の出番は無かった
⑪ﾍｯﾄﾞﾗｲﾄ（ﾍﾟﾂﾙ ﾐｵ）	夜間行動に必須　両手が使える
⑫蚊取り線香	虫よけ必須！
⑬ｶﾒﾗ（PENTAX W90）	写真の記録に必須！
⑭測量野帳（ｽｹｯﾁﾌﾞｯｸ）	旅の記録に必須 そしてテント内では缶ビールを置くミニテーブルにする、 　　　　　　 という意外な利用方法を発見！





• 　北海道一周の旅でかかった費用

　参考になるかどうかは分からないけど、
　クルマで北海道一周（海岸線沿い）の旅にかかった費用
　を紹介するね！
　キャンプ場を利用したり、
　民宿に泊まったりで、
　けっこう質素な旅なので、
　豪遊したい人には参考にならないかも。

　　★『2014北海道の旅データ（支出）』　（エクセルデータ）





• 　参考文献
　　　 　　　

参考図書	・TOURING MAPPLE R 北海道2013 ・北海道キャンピングガイド2013 ・宿泊北海道2013 ・まっぷる北海道 '14


　●TOURING MAPPLE R 北海道2013
　これはバイクで旅する人の目線で編集された地図で、
　どこの道が走って気持ち良いとか、
　ワインディングが最高とか、
　ライダー目線での道路情報が満載で
　見ているだけで旅している気分になれる一冊
　旅中、
　どこの道が「走行スポット」なのかを確認して、
　実際に走ることでその感動を得ることができ、
　旅の良い思い出にすることができた
　自動車旅行にも十分な情報で
　リング式で見開きが容易で見やすいのがGood！

　●北海道キャンピングガイド2013
　本日のキャンプ地をどこにしようか…
　と考えるのに役に立ったのがこの本！
　今回の旅はキャンプすることが多かったので、
　この本は最もよく参照した
　むしろ、
　この本でキャンプ地を決めて
　それに合わせてその日の行動を決めた
　といっても良いぐらい、
　今回の旅には欠かせない本であった
　キャンプ地の見取り図はもちろん、
　近隣に温泉施設の有無などの情報はありがたく、
　温泉ありのキャンプ地を選ぶ際に非常に役に立った
　次回北海道へ行くときには
　必ず購入するであろう
　最良書籍である

　●宿泊北海道2013
　今回の旅はキャンプ回数が多かったが、
　キャンプばかりでは疲労が蓄積することから
　3日に一回は民宿に泊まることとした
　その際の宿探しに役立ったのがこの本
　スマートフォンを所有していれば
　本など必要ないのだが、
　所有していない身としては
　本からの情報しか頼るすべがなく、
　アナログ情報ながら非常に役に立った

　●まっぷる北海道 '14
　言わずと知れた、旅の情報誌「まっぷる」
「るるぶ」もあるけれど、
　地図会社である昭文社が作っている「まっぷる」を
　応援したいため買うときはいつもこちらを購入
　主に役に立ったのは付録の「北海道全図」
　旅の全体の距離・行程を見渡すのに常に使用した
　今日はどの辺まで走ろうか…
　などおおよその目的地を定めつつ、
　残りの日数でどのあたりまで行けるだろうかを
　想定するのに役に立った


 
• 　その他　　旅の思い出

●ブログライダー
　初山別のみさき台公園で遭遇したライダー
　自身のブログを開設していて、
　行く先々の風景を撮影しては
　毎日アップしているらしい…
　それを同じキャンプ場に泊まっている
　他のライダーに
　ほぼ一方的に自慢げに話しているのが、
　どうにも押しつけがましく聞こえてしまい、
　それがカンに触った　
　後日、
　雄武町の「ガラス張りの展望台」で再び遭遇　
　そこでもまた他のライダーに
　ブログを開設していることを
　一方的に自慢げにかつ押しつけがましく
　話していたので、またか、と思った
　自分の趣味を知ってもらいたい気持ちは分かるが、
　押しつけはよくないですよね～

●日本一周女性ライダー
　神威岬で遭遇した女性ライダー
　会社を辞めてバイクで日本一周しているらしい
　タイヤもすでに２回交換したとのことである
　女性単独ライダーは非常に少なかったので
　特に印象に残った
　事故なく、無事に一周してほしい

●土浦ナンバー３台そろった
　浜頓別のクッチャロ湖畔キャンプ場で
　土浦ナンバーが３台並んだ　
　１台は我がオデッセイ、
　１台は古河のバイク、
　１台は稲敷からのワンボックスカー
　一瞬ではあるが３者三つ巴で会話をした
　古河ライダーは
　毎年北海道にツーリングに来ている
　という北海道ファン
　稲敷カーは定年退職後に
　長年の夢であった北海道一周の旅に来たという
　古河ライダーいわく
　「それにしても土浦ナンバーが３台並ぶのは奇跡に近い…」
　それぞれ、無事に良い旅をしましょうと、
　お互いを気遣った

●残念ライダー
　これまた浜頓別のクッチャロ湖畔キャンプ場にて
　鹿児島からのライダーで、
　北海道の道路が信号もなくまっすぐであることに
　とても感動したらしく、
　それを携帯電話で複数人に
　同じ内容を繰り返し話し続けていた
　しかも大きな声で
　地声が大きめなのであろう、
　それは仕方がないのだが、
　夜の９時近くになってもまだ長電話中で、
　この旅において彼は唯一の「汚点」となった
　感動・喜びは自分の胸に秘めておけばよいものであり、
　必要以上にしゃべりまくると、
　ただの自慢話になり、
　はっきり言って迷惑になる可能性が「大」なのである！
　「旅は自分のために楽しむものなり、
　　人に語るために旅するものならず」

●AIR WAVE おじちゃんズ
　初遭遇は北海道駒ヶ岳の南の流山温泉わきのキャンプ場
　２人のおじさんが各々で
　全く同じ車（Honda　 AIR WAVE　グレー）に乗っており、
　キャンプ場ではテントは張らず、
　それぞれの車で車中泊する、という稀なスタイル
　年齢は推察するに、
　定年退職後であることは間違いなさそうだ
　車のナンバーが、「野田」と「神戸」であった
　なぜ「野田」と「神戸」なのかが疑問で、
　同車種を愛車としている者同士が
　インターネットで知り合って、
　この旅が実現したのではなかろうか、
　などと勝手に余計な憶測を深めてしまった
　なんとこの後、
　クッチャロ湖、サロマ湖、納沙布岬で遭遇した
　我々と同じスピードで
　かつ同じルート（海岸線沿い時回り）で
　進んでいたようだ
　この広大な北海道で計４回も遭遇したのは、
　これまた奇跡的である
　最も印象深いおじさん２人であった

●オデッセイ号、走行距離200,000km到達！
　阿寒湖の観光を終えて、
　10km位走行したところで200,000kmに到達した
　当初、この瞬間をカメラで撮影する予定だったが、
　昼飯も食べずに阿寒湖観光船に乗り、
　下船後にセイコーマートで買った
　おにぎり＆サンドイッチを食べながら運転していて、
　食べることに一心不乱になっていたため、
　メーターのことはすっかり忘れていた
　気が付いたときにはメーターが
　「200,001」になっていて、ショック！！
　シャッターチャンスを逃した～
　200,000kmも走ったけどエンジンは快調！
　これからもまだまだ乗りますぜ、オデッセイ号
　目指せ！　300,000km！
　（その後2017年9月頃に廃車
　　走行距離は約230,000kmであった）

●最後に、2人での写真　（6/24摩周湖の遊覧船にて）

　この旅で2人で写った写真、
　実はこれ1枚だけなんだよね～　　【終】





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